2014年11月21日金曜日

仙太郎の銀板写真

仙太郎写真




660万円で落札! 写真で写された最初期の日本人のダゲレオタイプ  深川雅文 2001/05/18 23:00


去る5/11、クリスティーズ・ロンドンにて「日本人が被写体となった」最古の写真と見られるダゲレオタイプがオークションに出た。この件については、共同通信の配信で東京新聞などが5/4の紙面で報じていた。すでに「日本人が被写体となった最古のダゲレオタイプ」を2点収蔵している川崎市市民ミュージアム(横浜美術館も同類のダゲレオタイプを2点所蔵する)にもロンドンから取材が行われ、同僚の林学芸員が応対した。 写されている人は、1850年に遭難しアメリカ船に救助された永力丸の船員、仙太郎である。オークションに出たダゲレオタイプは、川崎、横浜のものとはサイズが異なり、それらが撮影された日時とそう離れてない時期に撮られたものであることは推察できるが、それ以上の時期的特定は難しい。このダゲレオタイプについては、すでに97年に、当館のダゲレオタイプが最古らしいとの調査を進めている段階で所在を確認していたものである。  今回のオークション出品のニュースをつかみ、どうにか日本に取り戻せないかとも考えたが、予想される金額からして川崎、横浜では収集は難しく、その行方を見守っていたが、最終的に、アメリカ・マサチューセッツ州の博物館ピーボディ・ミュージアムが落札し収集することになった。同館は、日本関係のコレクションで有名なミュージアムであり、しかるべきところに入ったわけで、個人的にはよかったなとほっとしている。マニアックなダゲレオタイプの個人コレクターに流れた場合、公の領域からは再び消えてしまうことがままあるからだ。これで、永力丸の船員の写真が計5点、公的な機関に収蔵されたことになる。いずれ展覧会を企画したいと考えている。 

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